26日のNY株式市場では、ゲーム開発大手のエレクトロニック・アーツ(@EA/U)が前日比3.57％高の132.17ドルと逆行高で取引を終えた（朝方は6.45％高の135.85ドルまで上昇）。同社を巡る身売り観測が再浮上したことが影響したようだ。
　「USA Today」は同日、「IT大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が26日、エレクトロニック・アーツに正式に買収提案する可能性がある」と報じた。同社の身売り観測は5月にも浮上し、アマゾンのほか、ウォルト・ディズニー(@DIS/U)やアップル(@AAPL/U)などと交渉を行っていると報じられていた。
　ただ、CNBCのジャーナリスト、デビッド・フェイバー氏は消息筋を引用して「アマゾンは購入を検討していない」と述べ、同観測を否定した。アマゾンやエレクトロニック・アーツの広報担当者はコメントを控えている。
　今年はすでにゲーム業界の再編が進行中。今年1月にゲーム同業のテイクツー・インタラクティブ・ソフトウエア(@TTWO/U)がモバイル同業のジンガ(@ZNGA/U)を約127億ドルで買収すると発表したほか（5月に完了済み）、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)も同月にゲーム大手のアクティビジョン・ブリザード(@ATVI/U)を買収することで合意している。エレクトロニック・アーツに関しても、「メタバース分野を強化したいIT大手企業が買い手になる」との観測が浮上していた。


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