2022/09/12 10:51
テスラ、テキサス州でリチウム精製所の建設を検討
米電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)がテキサス州で、バッテリー向けに水酸化リチウム精製所の建設を検討している。CNBCなど複数の米現地メディアが9日、テスラが提出したテキサス州会計監査院向け資料を引用して伝えたもの。実現の条件として、テスラ側はテキサス州に税制上の優遇措置などを求めている。
同整備計画はまだ、「プロジェクトの実現可能性を評価している」というかなり初期の段階。建設の契約や規制関連の許可はまだ得ていないという。同申請が承認されれば、2022年第4四半期に計画を始める可能性があるとされる(24年第4四半期の商業運転開始を目指す)。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はすでに今年4月、自身のツイッターで同計画を示唆。リチウム価格の高騰に言及し、「リチウム価格は非常識な水準になった!コスト面が改善しない限り、テスラは大規模な採掘・精製に直接参入する必要があるかもしれない。リチウムは地球のほぼどこにでもあり、元素自体に不足はないが、抽出/精製のペースが遅い」と投稿していた。
米現地メディアによると、リチウム資源の大部分は、「リチウム・トライアングル」として知られる南米地域(チリ、ボリビア、アルゼンチン)に存在する。米国地質調査書の調査では、世界全体の58%がこれら3カ国で発見されているという。ただ、リチウム精製能力に関しては現在、中国が世界生産量の約75%を占めているとされる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同整備計画はまだ、「プロジェクトの実現可能性を評価している」というかなり初期の段階。建設の契約や規制関連の許可はまだ得ていないという。同申請が承認されれば、2022年第4四半期に計画を始める可能性があるとされる(24年第4四半期の商業運転開始を目指す)。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はすでに今年4月、自身のツイッターで同計画を示唆。リチウム価格の高騰に言及し、「リチウム価格は非常識な水準になった!コスト面が改善しない限り、テスラは大規模な採掘・精製に直接参入する必要があるかもしれない。リチウムは地球のほぼどこにでもあり、元素自体に不足はないが、抽出/精製のペースが遅い」と投稿していた。
米現地メディアによると、リチウム資源の大部分は、「リチウム・トライアングル」として知られる南米地域(チリ、ボリビア、アルゼンチン)に存在する。米国地質調査書の調査では、世界全体の58%がこれら3カ国で発見されているという。ただ、リチウム精製能力に関しては現在、中国が世界生産量の約75%を占めているとされる。
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