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2021/10/01 08:44

米国株大引け概況(詳報):ダウ546ドル安、ナスダックは5日続落 無料記事

 30日のNY株式市場は、幅広い銘柄が売られる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって下落し、ダウ平均が前日比546.80ドル(1.19%)安の3万3843.92ドルと反落、ナスダックが63.86ポイント(0.44%安)の1万4448.58ポイントと5日続落して取引を終えた。
 サプライチェーンの混乱が収まっていないことや、米インフレ高進に対する懸念がくすぶっていることなどが引き続き相場の不安材料だ。また、米連邦政府の債務上限問題については、与野党間の交渉が依然として難航。上下両院は12月初旬までのつなぎ予算を可決したものの、連邦政府の債務不履行の回避に向けた措置を巡っては、与野党間に歩み寄る姿勢が見えていない。
 ダウ平均構成銘柄では、ドラッグストアチェーン大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(@WBA/U)が3.41%安と急落したのをはじめ、ホームセンターのホーム・デポ(@HD/U)が2.57%安、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が2.41%安、素材化学のダウ(@DOW/U)が2.14%安と売られた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて下落。なかでも、資本財セクターの下げが目立つ。重電のゼネラル・エレクトリック(@GE/U)が3.06%安に沈んだほか、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が3.02%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.98%安、航空機のボーイング(@BA/U)が2.40%安と値を下げている。
 他の個別動向では、家庭用品チェーン大手のベッドバス&ビヨンド(@BBBY/U)が22.18%安と急落。この日発表された2021年6〜8月期決算で売上高が下振れるとともに、調整後EPSが黒字の市場予想に反して赤字に転落したことなどが嫌気されている。


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