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2022/07/07 08:51

米国株大引け概況(詳報):上昇、FOMC議事要旨公表後に買い 無料記事

 6日のNY株式市場は、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を無難に通過したことで買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比69.86ドル(0.23%)高の3万1037.68ドルと反発したほか、ナスダック総合指数は39.61ポイント(0.35%)高の1万1361.85ポイントと3日続伸して引けた。ただ、上値を追う動きは限定的で、引けにかけて上げ幅を縮小している。
 この日公表された6月のFOMC議事要旨は、ほぼ市場関係者の想定通りだった。「インフレが高止まりする場合、(中立金利を上回る)さらに制限的なスタンスが適切」などとする内容だったほか、次回7月の会合で「0.5%か0.75%の利上げが適切になるだろう」と参加者が見ていたことが分かっている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。なかでも、情報技術セクターが強含み。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.28%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が1.11%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が0.96%高、半導体大手のインテル(@INTC/U)が0.82%高と買われた。
 製薬大手を中心にヘルスケアセクターも堅調。ファイザー(@PFE/U)が2.15%高、イーライリリー(@LLY/U)が0.91%高、メルク(@MRK/U)が0.53%高と値を上げている。
 一方、世界的な景気の減速懸念がくすぶるなか、エネルギーセクターは安い(WTI先物8月限の清算値は、前日比1%安の1バレル98.53ドル)。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が1.80%、1.32%ずつ売られたほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.73%安、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.54%安と値を下げている。


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