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2022/07/06 09:47

ユーロが対ドルで20年ぶり安値、ドル高基調が継続 無料記事

 3連休明け5日のNY外為市場では、ユーロが対ドルで一時1.0245ドル(↓約1.7%)をつけ、2002年後半以来約20年ぶりの安値水準に落ち込んだ。ロシアによるウクライナでの紛争が続くなか、天然ガス価格などの高騰に伴う景気後退への懸念が強まっていることが背景にある。一方、ドル高基調は継続。主要6通貨に対するドル指数が一時106.53(↑約1.3%)に上昇し、約20年ぶりの高値水準を記録した。
 市場関係者によると、これは欧州エネルギー危機に伴うリスク回避の動きとされる。ユーロ圏のインフレ率が過去最高を更新し、家計や企業業績を一段と圧迫するなか、欧州中央銀行(ECB)の利上げは遅れている状態。米金融当局が積極的な利上げスタンスをとるなか、投資家がより安全な投資場所を求めているという。ユーロは年初来、対ドルで約9%下落している。


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