2022/07/06 11:10
NY原油先物が急落、景気後退懸念で100ドル割れ
5日のNYマーカンタイル取引所では、米国のWTI先物(期近の8月物)が1バレル当たり99.50ドル(前日比↓8%超)に急落し、大台の100ドルを割れた。一時97.43ドル(同↓12%超)まで下がり、4月下旬以来の低水準を記録している(日本時間6日午前11時時点では100ドル超に反発)。ドル高が逆風になっている上、景気後退への懸念が強まるなか、原油需要の低下が警戒されている格好だ。原油需給のひっ迫が年初から原油価格を押し上げてきたが、ここにきてガソリンやディーゼルに対する需要が弱まりつつあることが注目されているという。
ただ、足元の下落にもかかわらず、一部の専門家は「原油価格が高止まりし続ける可能性が高い」とみている。TDセキュリティーズのアナリストによると、「景気後退が需要を削減したという実績に欠ける。石油製品在庫が非常に低く、在庫補充が原油需要を堅調に保つことを示唆している」という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ただ、足元の下落にもかかわらず、一部の専門家は「原油価格が高止まりし続ける可能性が高い」とみている。TDセキュリティーズのアナリストによると、「景気後退が需要を削減したという実績に欠ける。石油製品在庫が非常に低く、在庫補充が原油需要を堅調に保つことを示唆している」という。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。