2022/09/09 10:37
リジェネロン19%高、主力目薬の有望な治験結果を好感
8日のNY株式市場では、バイオ医薬品大手のリジェネロン・ファーマシューティカルズ(@REGN/U)が前日比18.85%高の708.85ドルと急騰して取引を終えた。主力の眼疾患薬について、有望な後期治験結果を得たことが刺激材料となっている。
リジェネロンはこの日、加齢や糖尿病による血管の機能不全に伴う眼疾患(糖尿病性黄斑浮腫:DME、滲出性加齢黄斑変性症:wAMDなど)の治療に使用される注射薬「アイリーア(EYLEA、別名:アフリベルセプト)」について、通常より長い間隔(16週ごと)で高容量(8mg)を投与した場合でも同じような効果を得ることができたと発表した。現在の標準的な治療法では、数カ月にわたって何度も2mgを注射するものの、今後は投与間隔の延長によって眼に直接注射する頻度が少なくなるとの期待が高まっている格好だ。
プレスリリースによると、同治験責任者のKorobelnik医師(仏ボルドー大学病院の眼科部長)は「この結果は、患者にとって素晴らしいニュース。アフリベルセプト8mgのより少ない頻度の注射で、視力が回復しただけでなく、現在の通常方法と同様の安全性も示した」とコメントした。
米現地メディアによると、今回の結果はリジェネロンおよび提携先の独バイエルにとって大きなもの。昨年に58億ドルの売上を記録した「アイリーア」は現在、同業ロシュの競合薬「Vabysmo」などと競っているが、患者の治療負担の軽減が重要な差別化要因になる可能性があるという。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
リジェネロンはこの日、加齢や糖尿病による血管の機能不全に伴う眼疾患(糖尿病性黄斑浮腫:DME、滲出性加齢黄斑変性症:wAMDなど)の治療に使用される注射薬「アイリーア(EYLEA、別名:アフリベルセプト)」について、通常より長い間隔(16週ごと)で高容量(8mg)を投与した場合でも同じような効果を得ることができたと発表した。現在の標準的な治療法では、数カ月にわたって何度も2mgを注射するものの、今後は投与間隔の延長によって眼に直接注射する頻度が少なくなるとの期待が高まっている格好だ。
プレスリリースによると、同治験責任者のKorobelnik医師(仏ボルドー大学病院の眼科部長)は「この結果は、患者にとって素晴らしいニュース。アフリベルセプト8mgのより少ない頻度の注射で、視力が回復しただけでなく、現在の通常方法と同様の安全性も示した」とコメントした。
米現地メディアによると、今回の結果はリジェネロンおよび提携先の独バイエルにとって大きなもの。昨年に58億ドルの売上を記録した「アイリーア」は現在、同業ロシュの競合薬「Vabysmo」などと競っているが、患者の治療負担の軽減が重要な差別化要因になる可能性があるという。
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