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2022/07/27 09:40

7月の消費者信頼感指数は95.7に低下、市場予想を下回る 無料記事

 非営利民間調査団体の米コンファレンス・ボードは26日、7月の消費者信頼感指数(CCI)を発表し、前月改定値(98.7→98.4)を2.7ポイント下回る95.7に低下したことを明らかにした。2021年2月以来の低水準を記録し、市場予想(約97)を下回っている。同統計の集計締切日は7月21日だった。
 指数の内訳は、現況指数が141.3(前月改定値:147.2)、期待指数が65.3(前月改定値:65.8)とそろって低下した。
 シニアディレクターのリン・フランコ氏は今回の結果について、「3カ月連続で下落した。主に現況指数の低下によるもの。第3四半期の初めに成長が減速する兆しがでている」とコメントした。また、「期待指数は比較的安定しているが、80を大きく下回っているため、景気後退リスクが続いていることを示唆している。インフレ懸念(特にガソリンや食品の値上がり)は消費者を圧迫し続けた」と補足している。
 コンファレンス・ボードのCCIは、現在と将来に対する消費者のマインドや消費動向を測る指標。調査を開始した1985年のデータを100としている。消費者約5000人に対するアンケート調査を基に算出され、現況指数が40%、期待指数が60%の比率で構成されている。


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