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2022/07/19 09:28

7月のNAHB住宅市場指数は12ポイント急低下、建設業者のマインド悪化 無料記事

 全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴは18日、7月の住宅市場指数(HMI)が55(前月比↓12ポイント)に急低下したと発表した。7カ月連続で悪化し、市場予想(約65)を大きく下回っている。7月の下げ幅は2020年4月を除くと、調査した過去37年間で最大。依然としてセンチメント判断基準の「50」は上回った。
 指数を構成する3要素は全て低下。現況指数が64(↓12ポイント)、向こう6カ月の販売見通し指数が50(↓11ポイント)、購買見込み客足指数が37(↓11ポイント)に下がっている。
 建設業者のセンチメントが悪化するのは7カ月連続。ジョージア州の建設業者でもあるNAHBのジェリー・コンター会長は「生産がボトルネックだ。建設コストの上昇と高いインフレによって、多くの建設業者の建設作業を一時的に止めた。土地コストや建設コスト、金融コストが家の市場価値を超えたからだ」とコメントした。「加えて、住宅市況が軟化する兆しもある。HMIの調査では、答えた住宅建設業者のうち約13%が先月に住宅価格を引き下げた。販売の拡大やキャンセル率の低下を図っている」と説明している。


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