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2021/10/26 08:46

米国株大引け概況(詳報): 決算期待で上昇、ダウとS&P500は最高値 無料記事

 週明け25日のNY株式市場は、業績期待で買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比64.13ドル(0.18%)高の3万5741.15ドルと小幅続伸したほか、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が136.51ポイント(0.90%)高の1万5226.71ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も0.47%高の4566.48ポイントと買われ、ダウ平均とともに過去最高値を更新している。
 この日は先週に好決算を発表した電気自動車(EV))大手、テスラ(@TSLA/U)が12.66%高と急伸したことに注目が集まった。「米レンタカー大手からEV10万台を受注した」との報道や有力ブローカーによる目標株価引き上げなどが支援材料。今週に決算発表シーズンが本格化することを控え、他の主要ハイテク企業についても好業績を期待する声が高まりつつある。長期金利を代表する10年債利回りは1.63%でほぼ横ばいだった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇(金融、公益の2セクターは低下)。前述したテスラが含まれる一般消費財の上げが2%超と大きかったほか、大型IT銘柄が含まれるコミュニケーションや情報技術が堅調だった。引け後の決算発表を控えるSNS大手フェイスブック(@FB/U)が1.26%高と買い戻されたほか、ディズニーランドの値上げが伝えられたウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.53%高、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が1.03%高と上昇している。半導体銘柄も買われ、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)とエヌビディア(@NVDA/U)がそれぞれ2.12%、1.94%ずつ値上がりした(SOX指数は0.66%高)。
 エネルギーや素材など景気敏感セクターも堅調。原油先物が7年ぶり高値圏で推移するなか、石油大手のエクソンモービル(@XOM/U)が1.95%高、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が4.43%高で引けた。


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