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2022/08/15 08:42

米国株大引け概況(詳報): 上昇、4週続伸のS&P500は年初から「半値戻し」 無料記事

 先週末12日のNY株式市場は、大型ハイテク株を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比424.38ドル(1.27%)高の3万3761.05ドルと3日続伸し、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が267.28ポイント(2.09%)高の1万3047.19ポイントと反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も72.88ポイント(1.73%)高の4280.15ポイントと反発。週間では4週続伸となり、年初来の下げから「半値戻し」となった(1月3日終値:4796.56ポイント、6月16日終値:3666.77ポイント、中間値:約4231ポイント)。
 インフレピークアウトの期待が広がるなか、投資家の先行き懸念が後退している状態。7月の消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)がともに減速する一方、7月雇用統計が堅調な内容だったことを受け、市場では「ソフトランディング」への期待が高まりつつある。この日発表された7月の輸入物価指数は前月比1.4%低下し(市場予想:↓約1.0%)、8月のミシガン大学消費者信頼感指数は55.1と市場予想(約52.5)を上回った。投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)は19.53(↓0.67)と低下基調が続き、大台の20を割れている。米国債はまちまちで、2年債利回りが3.24%(↑0.02ポイント)に上昇する一方、10年債利回りが2.83%(↓0.06ポイント)に低下した。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれる一般消費財、情報技術、コミュニケーションが買われ、上げ幅が軒並み2%を超えた。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が4.68%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.07%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.14%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.27%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が2.39%高、メディア大手のウォルト・ディズニー(@DIS/U)が3.30%高と値を上げている。


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