2021/10/26 14:53
米テスラ、中国で上海R&Dセンターを完成
電気自動車(EV)世界最大手、米テスラ(@TSLA/U)の上海研究開発(R&D)イノベーションセンターとデータセンターが25日完成した。自社にとって海外初の完成車R&Dセンターとして近く始動する。将来は米国のR&Dセンターと同規模の総合型R&Dセンターへの拡大が計画されている。中国メディアの澎湃新聞などが同日報じた。
同センターにはソフトウエア、ハードウエア、電子、材料、動力、エネルギーエンジニアリングの各研究チームが置かれる。低圧電子実験室、ファームウェア実験室、材料実験室など、ソフト・ハード、工程、技術の開発に取り組む28の実験室を設けた。中国市場でのアプリケーション応用と標準テストを担うとともに、グローバル人工知能(AI)機器学習に関連したR&D業務にも参画する。
テスラの中国チームは、自社初の電子部品生産ライン組み立てシミュレーションシステムを開発している。最終組み立てラインで電子デバイス数百個の組み立て工程をシミュレートできるもので、車両のファームウェアバージョンの常時アップグレードが可能だ。このシステムは、テスラの独ベルリンと米テキサス州工場でも使用が予定されている。
上海R&Dセンターの完成は、テスラの中国モデル車の開発への期待を高める。イーロン・マスク同社最高経営責任者(CEO)は昨年7月、中国では独自の設計と開発を進めると表明していた。
「コネクテッドカー」などの急増を受け、中国政府は自動車の走行データなどの管理を厳格化。国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室:CAC)は今年5月12日、「自動車データ安全管理規定」の草案を発表した。同草案の主旨は、自動車メーカーなどが車両の走行情報などを収集する際に顧客の許可を得ることを義務付けるもの。また、重要なデータを海外に持ち出す場合には当局の許可を得ることを義務付けている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
同センターにはソフトウエア、ハードウエア、電子、材料、動力、エネルギーエンジニアリングの各研究チームが置かれる。低圧電子実験室、ファームウェア実験室、材料実験室など、ソフト・ハード、工程、技術の開発に取り組む28の実験室を設けた。中国市場でのアプリケーション応用と標準テストを担うとともに、グローバル人工知能(AI)機器学習に関連したR&D業務にも参画する。
テスラの中国チームは、自社初の電子部品生産ライン組み立てシミュレーションシステムを開発している。最終組み立てラインで電子デバイス数百個の組み立て工程をシミュレートできるもので、車両のファームウェアバージョンの常時アップグレードが可能だ。このシステムは、テスラの独ベルリンと米テキサス州工場でも使用が予定されている。
上海R&Dセンターの完成は、テスラの中国モデル車の開発への期待を高める。イーロン・マスク同社最高経営責任者(CEO)は昨年7月、中国では独自の設計と開発を進めると表明していた。
「コネクテッドカー」などの急増を受け、中国政府は自動車の走行データなどの管理を厳格化。国家互聯網信息弁公室(国家インターネット情報弁公室:CAC)は今年5月12日、「自動車データ安全管理規定」の草案を発表した。同草案の主旨は、自動車メーカーなどが車両の走行情報などを収集する際に顧客の許可を得ることを義務付けるもの。また、重要なデータを海外に持ち出す場合には当局の許可を得ることを義務付けている。
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