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2021/10/26 14:53

TSMCのSoIC封止技術、AMDが業界初採用へ 無料記事

 台湾積体電路製造(TSMC:2330/TW、@TSM/U)の3次元(3D)積層先進パッケージング(封止)最新技術、TSMCシステム・オン・インテグレーテッド・チップス(TSMC-SoIC)に関し、米アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD:@AMD/U)が業界で初めて高性能コンピューティング(HPC)用チップ向けに採用する見通しだ。台湾・電子時報が25日報じた。
 AMDはSoICを複数のチップに導入する。3D封止の前工程と後工程にSoICとチップ・オン・ウェーハ・オン・サブストレート(CoWoS)を採用するHPCチップは、演算チップ2個に高帯域幅メモリー(HBM)6個を組み合わせた最高級の半導体デバイスだ。国家の安全保障関連やデータ演算などに使用されると伝えられている。
 業界関係者は、インテル(@INTC/U)を追いかけるAMDはTSMCのSoIC封止導入に最も積極的で、さまざまな異なる製品への採用を計画しており、2022〜23年に状況が明らかになると指摘した。 
 AMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)は今年6月の台北国際電脳展(コンピューテックス台北)で、3D垂直キャッシュ(3D V-Cache)の試作品を紹介し、3Dチップレット・アーキテクチャーの採用を表明していた。
 これに対しTSMCは、今年第4四半期にチップ・オン・ウェーハ(CoW)、ウェーハ・オン・ウェーハ(WoW)を含む7ナノメートル(nm)対7nmの3Dスタック技術の認証、22年第3四半期には5nm対5nmの認証完了を予定している。SoIC技術の開発を急いでいる段階だ。現在建設中の竹南先進封止工場の完成が量産対応の鍵となる。


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