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2022/05/30 10:36

米国株週間相場見通し:模様眺めか、景気指標を見極め 無料記事

4営業日となる今週のNY株式市場は(本日30日がメモリアルデーで休場)、主要経済指標の内容を気にしながらの神経質な値動きを強いられそうだ。
 先週発表された景気指標が軒並み悪い内容だったため(5月のミシガン大学消費者マインド指数やリッチモンド連銀製造業指数、4月の新築・中古住宅販売件数がそろって下振れ)、今週発表される5月の非農業部門・新規雇用者数やISM製造業指数に対しても警戒感が強まる状況だ(前者は4月実績の42.8万人を下回る32.5万人に減少し、後者は55.4→54.に低下するとの見方がコンセンサス)。
 ただ景気指標が芳しくない分、懸念されていた金融引き締め加速懸念は後退。「想定したほど金融引き締めを加速せずに済むのでは」との見方が浮上した格好だ。また、米長期債金利の上昇基調が一服したことも安心材料。5月上旬に3%を超える場面が見られたが、先週末は2.74%で終了するなど(50日移動平均の2.72%に接近)、目先のピークアウト感が強まる可能性もあろう。


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