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2019/10/16 08:36

大引け概況(詳報): 反発、企業決算の好調で 無料記事

 15日のNY株式市場は、決算シーズンの好調な滑り出しで買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比237.44ドル(0.89%)高の27024.80ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が100.06ポイント(1.24%)高の8148.71ポイントとそろって反発して取引を終えた。
 第3四半期(7〜9月)決算の発表が本格化するなか、金融大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)、医療保険大手のユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)、ヘルスケア製品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(@JNJ/U)などの業績が軒並み上振れたことが注目を集めた。それぞれ3.01%、8.16%、1.62%ずつ上昇している(ジェイピー・モルガン・チェースは場中で一時最高値を更新)。
 同業他社も連れ高し、金融セクターでは銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.02%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.71%高、資産運用大手のブラックロック(@BLK/U)が2.36%高、証券大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が5.36%高と値を上げた(ブラックロックとチャールズ・シュワブの決算は上振れ。ウェルズ・ファーゴの決算は売上高が上振れたものの、EPSが下振れ)。ヘルスケアセクターでも医療保険大手が連れ高し、昨年に同業エトナを買収したCVSヘルス(@CVS/U)が2.92%高、同業大手のシグナ(@CI/U)が5.66%高、アンセム(@ANTM/U)が6.01%高、ヒューマナ(@HUM/U)が4.79%高と軒並み急伸している。
 ハイテク銘柄の上げも目立った。半導体が特に買われ、半導体関連企業30銘柄で構成されるSOX指数が最高値を更新。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.28%高、メモリー大手のマイクロン・テクノロジー(@MU/U)が3.56%高、半導体設備大手のラムリサーチ(@LRCX/U)が2.44%高、アナログ半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)が3.07%高と上昇した。


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