6月インフレ統計は高い数値になりそうだ。カリーン・ジャン＝ピエール大統領報道官は11日のホワイトハウスでの記者会見で、6月の消費者物価指数（CPI、13日発表予定）について「ガソリンと食料品を含めたヘッドライン（見出し）の数値が大きく上昇すると予想している。6月にガソリン価格がかなり上昇したためだ」とコメントした。「ガソリン価格と食料品価格は引き続き、ウクライナでの紛争の影響を受けている。過去データを振り返る際に留意すべき重要な点がいくつかある」と説明する一方、ガソリン価格がすでに当時より下落しているため、同数値が“過去のものになった”とも主張している。また、バイデン政権がインフレとの戦いを経済政策の優先事項にしている点を繰り返した。
　現時点で、6月CPIは前年同月比で↑約8.8％と予想され、5月（↑8.6％）から加速する見通し。ガソリン価格が先月に1ガロン当たり5ドルを超えるなど、過去数カ月にわたって記録的なインフレが問題視されている。


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