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2021/12/03 08:43

米国株大引け概況(詳報):押し目買いで反発、ダウは1.8%高 無料記事

 2日のNY株式市場は、前日まで大きく売られていた反動で買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数は3日ぶりに反発し、それぞれ前日比617.75ドル(1.82%)高の3万4639.79ドル、127.27ポイント(0.83%)高の1万5381.32ポイントで取引を終えた。ダウ平均の上げ幅は1日当たりで今年最高を記録している。
 新型コロナ変異株の感染拡大に対する懸念などでダウ平均は前日までの2日間に約1100ドル下落していたが、この日は値ごろ感から幅広い銘柄が買われた。ダウ平均構成銘柄では、クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)とビザ(@V/U)が4.47%、4.28%ずつ上昇した。前日に約12%下落していたクラウド顧客管理のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)も3.86%高と値を戻している。
 セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでも資本財セクターの上げが目立つ。建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.78%高、農機のディア・アンド・カンパニー(@DE/U)が2.66%高と買われたほか、航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が9.28%高、クルーズ船運営大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が9.22%高と急反発した。
 商業銀行を中心に金融セクターも高い。モルガン・スタンレー(@MS/U)が3.78%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が3.60%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.40%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.10%高と値を上げている。
 他の個別動向では、航空機大手のボーイング(@BA/U)が7.54%高と急伸。主力機「737」の運航再開に向け、中国当局が航空会社に指示を出したことが追い風だ。


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