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2022/07/11 08:43

米国株大引け概況(詳報): ほぼ横ばい、ダウは小反落 無料記事

 先週末8日のNY株式市場は、前日終値を挟み方向感のない展開。主要指標のダウ平均が前日比46.40ドル(0.15%)安の3万1338.15ドルと小反落する一方、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数は13.96ポイント(0.12%)高の1万1635.31ポイントと小幅ながら5日続伸で取引を終えた。
 この日発表された6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が37万2000人増え、市場予想(約26万5000人増)を大きく上回るという結果。米経済が底堅く推移していることを示唆する一方、利上げ継続に対する警戒感をやや強めた。米国債が売られ、2年債利回りが3.10%(↑0.09ポイント)、10年債利回りが3.08%(↑0.09ポイント)に上昇している(「逆イールド」は継続)。投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)は24.64(↓1.44)と低下基調が続いた。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が下落。素材、資本財などのセクターが売られ、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が4.18%安、特殊化学製品大手のデュポン・ド・ヌムール(@DD/U)が1.63%安、鉄道会社大手のユニオン・パシフィック(@UNP/U)が1.38%安と値を下げた。
 一方、ハイテク株は底堅い動き。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が2.54%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が0.72%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が0.47%高と強含んだ。このほか、太陽光発電向けマイクロインバーターを手掛けるエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)が4.65%高、オンラインゲームプラットフォームを運営するロブロックス(@RBLX/U)が4.38%高と値を上げている。


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