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2022/04/14 08:45

米国株大引け概況(詳報):反発、大型ハイテク株中心に買い戻し 無料記事

 13日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比344.23ドル(1.01%)高の3万4564.59ドル、272.02ポイント(2.03%)高の1万3643.59ポイントで取引を終えた(ダウ平均は3営業日ぶり、ナスダックは4営業日ぶりに上昇)。
 この日は、前日まで売られていたハイテク主力株が買われた。Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.15%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.97%高、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が1.63%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.49%高と値を戻している。
 航空大手デルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が業績改善の見通しを示したことも支援材料。旅行需要の回復を背景に、同社は2022年4〜6月期に黒字転換が見込めると明らかにした。これを受け、航空会社の株価が急伸。デルタ航空が6.21%上昇したほか、アメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が10.62%高、サウスウェスト・エアラインズ(@LUV/U)が7.54%高、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス(@UAL/U)が5.64%高と買われた。
 旅行・レジャー関連銘柄も連れ高。ホテルチェーンのマリオット・インターナショナル(@MAR/U)が7.53%上昇したのをはじめ、民泊プラットフォーム最大手エアビーアンドビー(@ABNB/U)が7.33%高、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(@TRIP/U)が6.10%高と値を上げている。クルーズ船運営のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)も5.40%高と買われた。
 一方、米銀最大手ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)は3.22%安に沈んだ。この日発表された22年1〜3月期決算で、純利益が前年同期を42%下回ったことなどが嫌気されている。貸倒引当を追加計上したことが響いた。
 


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