4日のNY株式市場では、自動車大手フォード・モーター（@F/U）が前日比11.67％高の24.31ドルと急伸して取引を終えた(終値としては約21年ぶりの高さ)。EV(電動)トラックの生産能力を増強すると発表したことが刺激材料だ。
　フォードは同日、ピックアップトラック型EV「F-150 ライトニング」について、「年産能力を最大15万台に引き上げる。2023年半ばまでに実現する」と明らかにした。フォードは昨年9月、「ライトニング」の生産能力を従来計画の2倍に当たる8万台に増やす方針を示していた。それから約4カ月で、さらに約2倍に増やすことになる。今春発売が予定されている「ライトニング」に関しては、予約台数がすでに約20万台に達するなど人気を呼んでいるという。
　フォードは自社製EVの先行きに自信を深めているようだ。リサ・ドレイク最高執行責任者(COO)は昨年12月、「フォードのEV販売台数は今後24カ月以内に世界全体で年間約60万台に伸び、(テスラに次ぐ)世界第2位となるだろう」と述べていた。


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