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2022/01/05 09:31

米国の自発的離職者、11月は過去最高の450万人 無料記事

 米労働省は4日、2021年11月の雇用動態調査(JOLTS)を発表し、自発的離職者数が過去最高の約450万人に上ったことを明らかにした。退職率は約3%となる。これまでの最高は21年9月の約440万人。同10月も約420万人に上り、記録的なペースで増えていることが示された格好だ。
 業種別では、レストラン・飲食サービスが15万9000人と最も多い。次いでヘルスケア・介護、運輸の順となる。一方、昨年11月の求人件数は約1060万件と、6カ月連続で1000万件を超えている(前月比では52万9000件減少)。採用人数は約670万人だった。
 21年春ごろから続く自発的離職者の増加傾向について、米国では「Great Resignation」(大量離職)と呼ばれている。求人件数が求職者数を上回る状態が続いていることや、賃金が上昇していることなどが背景にあるようだ。新型コロナの感染拡大以前、自発的離職者数は月平均で約360万人だった。


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