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2022/08/12 10:44

米ガソリン価格が1ガロン4ドル割れ、3月以来の低水準 無料記事

 6月まで高騰していた米ガソリン価格の値下がりが鮮明化している。全米自動車協会(AAA)によると、11日時点のレギュラーガソリン価格(全国平均)は1ガロン当たり3.990ドル(前日比↓0.49%)に下落。6月14日に記録した直近ピーク(1ガロン5.01ドル)から下落基調が続くなか、今年3月以降で初めて4ドルの大台を割れた。1週間前(4.139ドル)比で約3.6%安、1カ月前(4.678ドル)比で約14.7%安となっている(1年前の3.185ドルと比べるとなお約25%高い水準)。
 CNBCによると、原油価格の低下が主因。ガソリン価格の過半を原油コストが占めているという。また、インフレが高止まりするなか、運転の手控えによる需要減少も影響しているようだ。このほか、一部の州ではガソリン税が一時停止され、人為的に価格を抑制しているとされる。一方、4ドルの大台を割れたことで、短期的な下落継続に疑問符を付ける専門家も出てきた。世界エネルギー市場で需給が引き続きひっ迫するなか、原油価格や石油精製品の先物価格が底堅く推移しているという。


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