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2022/01/25 08:40

米国株大引け概況(詳報): 反発、急落後に買い戻し 無料記事

 週明け24日のNY株式市場は、「短期的に売られすぎ」との見方で急落後に買い戻される展開。主要指標のダウ平均が前日比99.13ドル(0.29%)高の3万4364.50ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が86.21ポイント(0.63%)高の1万3855.13ポイントとそろって反発して取引を終えた(ダウは7営業日ぶり、ナスダックは5営業日ぶりの反発)。
 先週までの弱気ムードが続くなかで朝方に主要指数が急落したものの(ダウが一時3.25%安、ナスダックが一時4.89%安)、中盤からハイテク株などを中心に押し目買いが入った。FRBの金融引き締めスタンス、ロシア・ウクライナの情勢、利益成長ペースのピーク懸念――などが売り材料になるなか、投資家心理を表すとされるVIX指数(恐怖指数)が一時38.94に急上昇した後、29.90まで急低下している。25〜26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)や相次ぐ主要企業の決算発表を前に、「ややショーカバーが入った」との見方もあった。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち8業種が上昇(公益や生活必需品などディフェンシブな3業種は下落)。一部ハイテク株が買い戻され、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が1.33%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@FB/U)が1.83%高、ソフトウエア大手のアドビ(@ADBE/U)が3.95%高、半導体大手のクアルコム(@QCOM/U)が3.12%高、半導体装置大手のアプライド マテリアルズ(@AMAT/U)が3.13%高と値を上げている。
 消費関連銘柄も高い。ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が4.21%高、ロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)が3.26%高、百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が18.00%高、コールズ(@KSS/U)が36.02%高、ノードストローム(@JWN/U)が12.95%高と買われた。百貨店銘柄に関しては、コールズが投資会社など2社から買収提案を受けたことが刺激材料となっている。


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