24日のNY株式市場は、ハイテク銘柄の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比349.44ドル（1.02％）高の3万4707.94ドル、269.24ポイント（1.93％）高の1万4191.84ポイントで取引を終えた。
　米経済指標の改善が追い風。週間の新規失業保険申請件数は18万7000件と、1969年9月以来約52年半ぶりの低水準を記録した。市場予想(約21万件)を下回ったほか、前週(21万5000件)からも低下している。また、S&Pグローバルが発表した3月の米購買担当者景気指数(PMI、速報値)も総合が58.5と市場予想(約56.6)を上回っている。
　原油価格の低下も支援材料。WTI先物5月限の清算値は、前日比2.3％安の1バレル112.34ドルに反落した(前日は5％上昇）。
　セクター別では、S&P500指数を構成する11業種がすべて上昇。なかでも半導体銘柄を中心に、情報技術セクターの上げが目立つ。「手元資金を活用して中核事業の拡大に取り組む」としたエヌビディア(@NVDA/U)が9.81％高と急伸した。このほか、インテル(@INTC/U)が6.94％高、アドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.20％高、ブロードコム(@AVGO/U)が4.51％高と買われている。
　大型ハイテク株も堅調。アップル(@APPL/U)が2.27％高、マイクロソフト(@MSFT/U)が1.54％高、クラウド顧客管理大手のセールスフォース・ドットコム(@CRM/U)が1.36％高と値を上げた。
　素材セクターも高い。鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が3.29％高、特殊化学品大手のアルベマール(@ALB/U)が2.85％高、建材大手のバルカン・マテリアルズ(@VMC/U)が1.97％高と上昇している。


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