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2022/05/13 08:38

米国株大引け概況(詳報):ダウ6日続落、ナスダックは小反発 無料記事

 12日のNY株式市場は、荒い値動きのなかで売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比103.81ドル(0.33%)安の3万1730.30ドルと6日続落する一方、ナスダック総合指数は6.72ポイント(0.06%)高の1万1370.96ポイントと小幅に反発して引けた。
 米卸売物価指数(PPI)の高止まりが懸念材料。4月の上昇率は0.5%と市場予想(約0.5%)に一致したものの、前年同月比では11%と市場予想(約10.7%)を上回った。米消費者物価指数(CPI)上昇率も高水準が続いていることから、金融引き締めが強化されるとの観測が強まっている。ただ、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)とSNS大手のメタ・プラットフォームズ(@FB/U)が1.48%、1.32%ずつ上昇したことなどでナスダックはわずかながらプラス圏で引けた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち5業種が下落。なかでも、大型ハイテク株を中心に情報技術セクターの下げが目立つ。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.74%安、IT機器大手のアップル(@APPL/U)が2.69%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.00%安、ネットワーク機器大手のシスコシステムズ(@CSCO/U)が0.74%安と売られた。
 金融セクターも軟調。シティグループ(@C/U)が2.31%安、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.78%安、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.41%安と値を下げている。
 一方、最近売り込まれていたグロース株は急反発。アファーム・ホールディングス(@AFRM/U)が23.31%高、ロブロックス(@RBLX/U)が19.23%高、アップスタート・ホールディングス(@UPST/U)が17.07%高、ユニティ・ソフトウェア(@U/U)が15.81%高とそろって大きく上昇した。


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