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2022/02/28 09:39

米国株短期相場見通し:不安定な地合い継続か  無料記事

 今週のNY株式市場は、ウクライナ情勢の混迷化を受けて不安定な値動きを強いられそうだ。経済ダメージの大きさと期間が不透明なだけに、投資センチメントが簡単に改善する可能性は低いと思われる。
 金融市場に与えるマイナス影響は、これまでの想定を大きく上回りつつある。米国やEUがロシアの一部銀行を国際銀行間の決済・送金システム(SWIFT)から排除すると発表したことに加え、「ロシアの中央銀行にも制裁を科し、ロシアの外貨準備を使えなくさせることも検討中」と伝えられたことが衝撃。ロシア経済に打撃を与えるだけでなく、ロシアと経済関係が深い欧州の金融システムもダメージを受けることになるためだ。
 また、今週発表される重要経済指標(2月のISM製造業景況指数や同ADP雇用統計、同非農業部門の雇用者数など)もマーケットを下支えする材料にはなり得ないだろう。下振れれば景気悪化の懸念を強め、上振れた場合は金融引き締め継続の観測を強めることになるからだ。
 マーケットのセンチメントもかなり悪い。恐怖指数と呼ばれるVIX指数は先週24日に一時37.79ポイントまで上昇。25日も27.59ポイントと警戒ラインの20ポイントを上回っている。30ポイントを上回った過去の局面を振り返れば、その後1週間程度はマーケットが軟調に推移するという経験則が確認されている。


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