2021/10/04 10:25
米国株週間相場見通し:弱含みか
今週のNY市場は、金利上昇や債務問題が嫌気される中で上値が重い展開か。
金利に関しては、長期指標の米10年債利回りが先週半ば一時1.56%まで急上昇した。これが意識されているためか、恐怖指数と呼ばれるVIX指数は依然として警戒ラインの20ポイント台前半で推移している。
また、米連邦政府の債務上限問題がまだ解決していない点も不安材料。最悪の事態は避けられるというのがコンセンサスだが、これを理由に売り方が動きをみせる恐れもあり、積極的に買いを入れる地合いではない。
ただ、インフレ懸念をもたらしていた原油価格の不安定な動きは、ひとまず落ち着きを取り戻すかもしれない。OPECプラスの閣僚級会合(10月4日開催)で、増産スタンスが確認される可能性があるためだ。
なお、今週は9月のマークイットサービス業PMIやISM非製造業景況指数、同雇用統計など主要経済指標が相次いで発表される予定だが、いずれも大きく下振れることはなさそう。先週発表された9月のミシガン大学消費者マインド指数とISM製造業景況指数も、そろって上振れている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
金利に関しては、長期指標の米10年債利回りが先週半ば一時1.56%まで急上昇した。これが意識されているためか、恐怖指数と呼ばれるVIX指数は依然として警戒ラインの20ポイント台前半で推移している。
また、米連邦政府の債務上限問題がまだ解決していない点も不安材料。最悪の事態は避けられるというのがコンセンサスだが、これを理由に売り方が動きをみせる恐れもあり、積極的に買いを入れる地合いではない。
ただ、インフレ懸念をもたらしていた原油価格の不安定な動きは、ひとまず落ち着きを取り戻すかもしれない。OPECプラスの閣僚級会合(10月4日開催)で、増産スタンスが確認される可能性があるためだ。
なお、今週は9月のマークイットサービス業PMIやISM非製造業景況指数、同雇用統計など主要経済指標が相次いで発表される予定だが、いずれも大きく下振れることはなさそう。先週発表された9月のミシガン大学消費者マインド指数とISM製造業景況指数も、そろって上振れている。
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