2021/10/26 10:13
テスラ13%高で連日の最高値、時価総額1兆ドルを突破
週明け25日のNY株式市場では、米電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が前営業日比12.66%高の1024.86ドルと急伸し、過去最高値を連日で切り上げた。場中では一時14.87%高の1045.00ドルまで買われ、同社として初めて時価総額1兆ドルを突破している(10Q資料によると、9月末時点の発行済株式総数は約10億400万株)。
この日にプラス材料視されたのは、大口受注の報道。レンタカー大手のハーツはこの日、「EVレンタルサービスを提供するため、2022年末までに10万台の電気自動車をテスラに注文する」と発表した。ブルームバーグ報道によると、これは過去最大の受注。約42億ドルの売り上げをテスラにもたらすという。
欧州販売の好調も追い風。自動車産業リサーチ会社のJATOは25日、「テスラの廉価版セダン『モデル3』が9月にEVで初めて新車販売ランキングで欧州トップに躍り出た」と報じた。欧州では9月新車販売が96万4800台(前年同期比↓25%)にとどまるなか、ディーゼル車の登録台数が16万7000台(同↓51%)に半減する一方、低排出ガス車が22万1500台(同↑44%)に拡大。「モデル3」の9月登録台数が2万4600台(同↑58%、シェア2.6%)に上り、欧州域外製造車として初めてランキングトップに就いたという。
有力ブローカーの強気見通しも支援材料。モルガン・スタンレーは最新リポートで、テスラに対する「オーバーウエイト」の投資判断を維持し、目標株価を900→1200ドル(↑33%)に上方修正した。「製造の段階的変更、コストの削減、生産能力の拡大、モデルのラインナップ、サービスの提供内容――などを通じ、テスラが今後12〜18カ月間にわたって1兆ドル企業にふさわしい能力があることを証明する可能性がある」との見解を示している。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
この日にプラス材料視されたのは、大口受注の報道。レンタカー大手のハーツはこの日、「EVレンタルサービスを提供するため、2022年末までに10万台の電気自動車をテスラに注文する」と発表した。ブルームバーグ報道によると、これは過去最大の受注。約42億ドルの売り上げをテスラにもたらすという。
欧州販売の好調も追い風。自動車産業リサーチ会社のJATOは25日、「テスラの廉価版セダン『モデル3』が9月にEVで初めて新車販売ランキングで欧州トップに躍り出た」と報じた。欧州では9月新車販売が96万4800台(前年同期比↓25%)にとどまるなか、ディーゼル車の登録台数が16万7000台(同↓51%)に半減する一方、低排出ガス車が22万1500台(同↑44%)に拡大。「モデル3」の9月登録台数が2万4600台(同↑58%、シェア2.6%)に上り、欧州域外製造車として初めてランキングトップに就いたという。
有力ブローカーの強気見通しも支援材料。モルガン・スタンレーは最新リポートで、テスラに対する「オーバーウエイト」の投資判断を維持し、目標株価を900→1200ドル(↑33%)に上方修正した。「製造の段階的変更、コストの削減、生産能力の拡大、モデルのラインナップ、サービスの提供内容――などを通じ、テスラが今後12〜18カ月間にわたって1兆ドル企業にふさわしい能力があることを証明する可能性がある」との見解を示している。
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