2021/08/20 08:46
米国株大引け概況(詳報):ダウ3日続落、ナスダックは小反発
19日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均が前日比66.57ドル(0.19%)安の3万4894.12ドルと3日続落する一方、ナスダック総合指数は15.88ポイント(0.11%)高の1万4541.79ポイントと4日ぶりに反発して取引を終えた(S&P500指数は0.13%高の4405.80ドル)。
前日に発表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、量的緩和の縮小が年内にも始まるとの警戒感が強まるなか、主要3指数はそろって前日の終値より安く寄り付いた。
ダウ平均構成銘柄は、景気敏感株を中心に売りが優勢。航空機のボーイング(@BA/U)が3.12%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.55%安、素材化学のダウ(@DOW/U)が2.14%安、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.91%安と値を下げた。また、原油先物価格が5月以来の安値(前日比2.7%安の1バレル63.69ドル)に低下するなか、石油大手のシェブロン(@CVX/U)も2.49%安とさえない。
一方、IT大手を中心にハイテク銘柄は総じて買い戻された。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.08%上昇したほか、前日引け後に好決算を発表した半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が3.98%高、ネットワーク機器のシスコシステムズ(@CSCO/U)が3.84%高、時価総額の大きいアップル(@APPL/U)が0.23%高と値を上げている。
他の個別動向では、遺伝子解析機器大手のイルミナ(@ILMN/U)が7.88%安と急落。がん検査の新興企業グレイルの買収計画を巡り、欧州当局の承認を待たずに手続き完了を発表したことが懸念材料だ。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
前日に発表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、量的緩和の縮小が年内にも始まるとの警戒感が強まるなか、主要3指数はそろって前日の終値より安く寄り付いた。
ダウ平均構成銘柄は、景気敏感株を中心に売りが優勢。航空機のボーイング(@BA/U)が3.12%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が2.55%安、素材化学のダウ(@DOW/U)が2.14%安、クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(@AXP/U)が1.91%安と値を下げた。また、原油先物価格が5月以来の安値(前日比2.7%安の1バレル63.69ドル)に低下するなか、石油大手のシェブロン(@CVX/U)も2.49%安とさえない。
一方、IT大手を中心にハイテク銘柄は総じて買い戻された。IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.08%上昇したほか、前日引け後に好決算を発表した半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が3.98%高、ネットワーク機器のシスコシステムズ(@CSCO/U)が3.84%高、時価総額の大きいアップル(@APPL/U)が0.23%高と値を上げている。
他の個別動向では、遺伝子解析機器大手のイルミナ(@ILMN/U)が7.88%安と急落。がん検査の新興企業グレイルの買収計画を巡り、欧州当局の承認を待たずに手続き完了を発表したことが懸念材料だ。
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