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2022/04/19 08:49

米国株大引け概況(詳報): 小幅続落、決算発表を前に様子見気分 無料記事

 3連休明け18日のNY株式市場は、前営業日の終値を挟み一進一退の展開。主要指標のダウ平均が前営業日比39.54ドル(0.11%)安の3万4411.69ドル、ハイテク株を中心に構成されるナスダック総合指数が18.72ポイント(0.14%)安の1万3332.36ポイントとそろって小幅続落で取引を終えた。薄商いで方向感に欠けるなか、機関投資家の多くがベンチマークとするS&P500指数も0.90ポイント(0.02%)安の4391.69ポイントとほぼ横ばい。50日移動平均線(4417ポイント)をやや下回って推移した。
 主要企業の決算発表が今週始まるため、様子見ムードが広がる状態。米金融当局が積極的な引き締めスタンスにあるなか、金利が上昇基調にあり、インフレ懸念もくすぶっているが(原油先物は1%高、トウモロコシ先物は10年ぶり高値圏)、連休中に目立った新規材料は出なかった。今週はネットフリックス(@NFLX/U)が19日、テスラ(@TSLA/U)が20日に決算発表を控えるなど、主要企業の決算シーズンが本格的に始まる予定だ。
 セクター別では、S&P500全11業種のうち6業種が下落。ヘルスケアや生活必需品などが売られた。バイオ製薬会社のモデルナ(@MRNA/U)が6.49%安、製薬大手のファイザー(@PFE/U)が2.41%安と値を下げている。グロース銘柄の一部も売られ、出前注文サービス米最大手のドアダッシュ(@DASH/U)が5.68%安、セキュリティ・CDNサービスのクラウドフレア(@NET/U)が5.11%安と下落した。
 一方、エネルギーや金融など5業種は上昇。石油大手のシェブロン(@CVX/U)が1.34%高、オキシデンタル・ペトロリアム(@OXY/U)が3.42%高、鉱山開発大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が3.21%高と買われた。ここ数日売られていた半導体銘柄にも押し目買いが入り、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)、アナログ半導体大手のブロードコム(@AVGO/U)がそれぞれ2.47%、2.20%ずつ上昇している。決算発表した金融銘柄はまちまち。銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.41%上昇する一方、オンライン証券大手のチャールズ・シュワブ(@SCHW/U)が9.44%安と急落した。


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