格安航空（LCC）大手のサウスウェスト・エアラインズ(サウスウェスト航空、@LUV/U)は11日、新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の感染が足元で拡大していることを受け、「第3四半期（7〜9月）の黒字計上が困難になる」との見通しを示した。先月の決算発表時点では「（第2四半期に続き）2021年の残り期間も利益を維持する」との見方を示していたが、見通しを下方修正した格好だ。
　会社側は、8月の予約が減り、キャンセルが増えている点を指摘。2019年同期と比べた月次営業収入は、8月が「15〜20％減（従来予想：12〜17％減）」、9月が「15〜25％減（同：設定なし）」に落ち込むとの見通しを示した。
　ただ、航空銘柄の株価はすでに6月初旬から株価下落に転じており、この内容は織り込み済みのもよう。サウスウェスト航空株は11日、前日比1.43％高の51.84ドルと続伸して取引を終えた。寄り付きは2.44％安の49.86ドルで寄り付いたものの、その後は買いが優勢になっている。


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