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2019/10/18 08:42

大引け概況(詳報):ダウ小反発、ナスダックも上昇 無料記事

 17日のNY株式市場は、好決算を発表した企業を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は小幅ながら反発し、前日比23.90ドル(0.09%)高の2万7025.88ドルで引けた。ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数も上昇し、32.67ポイント(0.40%)高の8156.85ポイントと反発して終了している。
 7〜9月期の決算発表が本格化するなか、業績の改善期待が相場を押し上げた。調整後EPSが上振れたハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が2.38%上昇したほか、希薄化後EPSが市場予想を上回ったネットフリックス(@NFLX/U)が2.47%高、売上高と希薄化後EPSが上振れたモルガン・スタンレー(@MS/U)が1.52%高と値を上げている。
 英EU離脱協議の前進も支援材料。両者が離脱案の修正で合意するなか、EUが首脳会議で修正後の離脱案を承認したことで「合意なき離脱」の回避に期待が高まった格好だ(英議会は同案を19日に審議する見通し)。
 ただ上値を追う動きは限定的。前日引け後に発表された7〜9月期業績で、5四半期連続の減収に加えて売上高が下振れたアイビーエム(@IBM/U)が5.52%安と急落し、ダウ平均の重荷となった。前日に売り込まれたソフトウエア関連企業も安い。オラクル(@ORCL/U)が1.49%安に沈んだのをはじめ、オクタ(@OKTA/U)が1.33%安、アトラシアン(@TEAM/U)が1.32%安、アドビ(@ADBE/U)が1.27%安と売られている。
 一方、建設・産業機器レンタル大手のユナイテッド レンタルズ(@URI/U)は5.12%高と急伸。7〜9月期業績で、売上高と調整後の希薄化後EPSが市場予想を上回ったことなどが好感されている。


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