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2022/07/28 08:49

米国株大引け概況(詳報): FRB議長発言で急反発、ナスダックは4%高 無料記事

 27日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で大きく買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比436.05ドル(1.37%)高の3万2197.59ドル、ハイテク株を中心に構成される469.85ポイント(4.06%)高の1万2032.42ポイントとそろって反発して取引を終えた。機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も、102.56ポイント(2.62%)高の4023.61ポイントと買われている。
 この日は大型ハイテク株主導で寄り付きから高く推移。注目されていたアルファベット(@GOOGL/U)、マイクロソフト(@MSFT/U)の決算は下振れたものの、市場で「恐れるほど悪くない」「ガイダンスが良好」と受け止められた。
 その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げが2会合連続で決められたことは市場予想通りだったが、パウエルFRB議長の会見をきっかけに急伸。9月会合については「統計データ次第」と明確なガイダンスを示さなかったが(0.75%の利上げ可能性を除外せず)、米経済の一部で減速がみられる点を指摘し、「データ次第だが、ある時点で利上げペースを遅くすることが適切」との見方を認めた点が好感された。
 セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株が含まれるコミュニケーション、情報技術、一般消費財の上げが目立った(上げ幅は4%弱〜5%超)。前述したアルファベットが7.66%高、マイクロソフトが6.69%高と急伸したほか、電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が6.17%高、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が5.37%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が7.60%高、SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)が6.55%高と買われている(メタは引け後の決算発表後に4%超の下落)。
 好決算を発表した銘柄も高い。太陽光発電向けマイクロインバーターを手掛けるエンフェーズ・エナジー(@ENPH/U)が17.89%高、ファストフードチェーン大手のチポトレ・メキシカン・グリル(@CMG/U)が14.70%高と急伸している。


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