2021/08/30 09:53
米国株週間相場見通し:堅調な値動きか、早期引き締め観測が後退
今週のNY市場は、早期の金融引き締め懸念が薄らぐ中で底堅い展開となりそうだ。
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長発言は、想定よりややハト派に傾いた内容。年内のテーパリング実施が適当としながらも、「テーパリングが将来の利上げ時期を直接的に示唆するものではない」と早期の引き締めに否定的なスタンスだ。
もっとも、テーパリングが年内のいつ開始されるかは、景気動向を示す各種経済データ次第となる。したがって市場では、今週発表される8月のADP雇用統計やISM製造業景況指数、非農業部門雇用者数などの結果を見極めたいという慎重姿勢が強まる可能性もある。
また、アフガン情勢にも注意が必要。タリバン側は西側との関係悪化を望んでいないとしても、少数過激派の動向によっては、バイデン大統領の信任と政策実行力に疑問符がつけられる恐れがある。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長発言は、想定よりややハト派に傾いた内容。年内のテーパリング実施が適当としながらも、「テーパリングが将来の利上げ時期を直接的に示唆するものではない」と早期の引き締めに否定的なスタンスだ。
もっとも、テーパリングが年内のいつ開始されるかは、景気動向を示す各種経済データ次第となる。したがって市場では、今週発表される8月のADP雇用統計やISM製造業景況指数、非農業部門雇用者数などの結果を見極めたいという慎重姿勢が強まる可能性もある。
また、アフガン情勢にも注意が必要。タリバン側は西側との関係悪化を望んでいないとしても、少数過激派の動向によっては、バイデン大統領の信任と政策実行力に疑問符がつけられる恐れがある。
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