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2021/11/05 15:29

エアビーアンドビーの3Q上振れ、予約総額は48%増加 無料記事

 民泊プラットフォーム最大手のエアビーアンドビー(@ABNB/U)は第3四半期(7〜9月)決算を発表し、売上高が前年同期比66.68%増の22億3743万ドルに伸びる中、純利益が同280.20%増の8億3389万ドルに膨らんだことを明らかにした。希薄化後EPSは1.22ドル。売上高、同EPSはともに市場予想(それぞれ約20億6500万ドル、約0.70ドル)を上回った。
 コロナワクチンの普及と移動制限の緩和を背景に業績が回復している。売上高と純利益は過去最高を更新した。同四半期の宿泊予約(Nights and Experiences Booked)は29%増の7970万泊となり、コロナ禍以前の19年第3四半期の水準をわずかに下回る水準(↓7%)まで回復した。
 地域別では引き続き北米地域が堅調に推移。旅行制限の緩和された欧州・中東・アフリカや中南米地域の業績回復も目立った。一方、アジア太平洋地域はやや苦戦。宿泊予約が19年第3四半期の水準を下回って推移している。
 全体の予約総額(Gross Booking Value)は48%増の119億ドルに伸長。宿泊予約件数の増加に加え、平均客室単価が上昇したことが寄与している。
 増収効果で利益も伸長。株式報酬やリストラ費用などを除いた調整後EBITDAは前年同期比119.62%増の11億128万ドルに膨らんだ。前四半期からは5.06倍の伸びとなっている。
 会社側は21年第4四半期(7〜9月)の業績動向について、売上高を13億9000万〜14億8000万ドル(20年第4四半期、19年第4四半期をともに上回る水準)に見込んでいる。


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