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2022/05/27 08:47

米国株大引け概況(詳報):続伸、小売り企業の決算を好感 無料記事

 26日のNY株式市場は、一部小売り企業の好決算を追い風に買われる展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって続伸し、それぞれ前日比516.91ドル(1.61%)高の3万2637.19ドル、305.91ポイント(2.68%)高の1万838.24ポイントで取引を終えた。
 この日は好業績を発表する小売企業が相次いだ。1ドル均一ショップのダラー・ツリー(@DLTR/U)、百貨店のメイシーズ(@M/U)、ディスカウントショップのダラー・ゼネラル(@DG/U)の2022年2〜4月期決算はそろって上振れ。米国内の消費が依然として堅調であることが示され、投資家心理を改善させた。3社の株価はそれぞれ21.87%高、19.31%高、13.71%高と急伸している。
 これを受け、幅広い銘柄に買いが波及。S&P500指数を構成する全11業種のうち不動産を除く10業種が上昇した。なかでも、一般消費財セクターの上げが目立つ。電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が7.43%高、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が4.38%高、Eコマースのアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が4.03%高、ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が3.15%高と買われた。
 大型ハイテク株を中心に、情報技術セクターも堅調。GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.16%高(前日引け後の決算発表後、アフターマーケットで約7%下落していた)、半導体のインテル(@INTC/U)が3.03%高、IT機器のアップル(@APPL/U)が2.32%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.29%高と値を上げている。
 他の個別動向では、半導体のブロードコム(@AVGO/U)が3.58%高。仮想化ソフト大手のVMウエア(@VMW/U)について、約610億ドルで買収することを正式に発表した。


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