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2021/09/17 08:44

米国株大引け概況(詳報):ダウ反落、ナスダックは小幅続伸 無料記事

 16日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は反落し、前日比63.07ドル(0.18%)安の3万4751.32ドルで引けた。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら続伸し、20.39ポイント(0.13%)高の1万5181.92ポイントで終了している。
 米景気を巡る減速懸念が根強いなか、ダウ平均の構成銘柄では景気敏感株が下げを主導。金融のゴールドマン・サックス(@GS/U)が1.31%下落したのをはじめ、素材化学のダウ(@DOW/U)が1.21%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.15%安、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が0.92%安と売られた。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が下落。なかでも、素材セクターの下げが目立つ。鉱業大手のフリーポートマクモラン(@FCX/U)が6.64%安、産金大手のバリックゴールド(@GOLD/U)が4.39%安、同業のニューモント(@NEM/U)が3.95%安に沈んだ。
 エネルギーセクターも安い。石油大手のエクソン・モービル(@XOM/U)とシェブロン(@CVX/U)が1.06%、0.94%ずつ売られたほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が1.78%安、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が1.30%安と値を下げた。
 一方、一般消費財セクターは総じて堅調。8月の米小売売上高が前月比0.7%増とマイナス(約0.8%減)の市場予想に反して増加したことが追い風だ。同統計で非店舗販売が好調だったことを受けてEコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が0.36%高、ハンドメイド製品向けマーケットプレイスのエッツィ(@ETSY/U)が3.10%高と値を上げた。また、ホームセンターのロウズ・カンパニーズ(@LOW/U)とホーム・デポ(@HD/U)が1.40%、0.91%ずつ買われている。 


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