29日のNY株式市場では、1ドル均一ショップ大手のダラー・ツリー(@DLTR/U)が前日比16.49％高の100.51ドルと急伸して取引を終えた。価格多様化の推進や自社株買いの強化などが好感されている。
　同社は28日、「（価格の多様化について）消費者からポジティブな反応を得たため、（1ドル超〜5ドル未満の製品を扱う）ダラー・ツリー・プラス店舗と従来型ダラーツリー店舗の一部で1ドルを超える価格帯のテストを開始する」と発表した。
　ダラー・ツリー・プラス店舗については、「年内に500店舗まで引き上げる計画が軌道に乗っている」とコメント。2022年度に1500店舗を増設するなど、24年度末までに計5000店舗規模まで引き上げる方針を示した。
　（「ファミリーダラー」と「ダラーツリー」の両ブランド店を1店舗にまとめた）コンボストアに関しても、すでに105店舗を運営していると公表。22年度に400店舗を追加し、今後数年で最大3000店舗規模まで引き上げる考えを示している。
　また、29日には自社株買いの強化も発表。10億5000万ドル分の購入枠を新たに承認し、購入枠を計25億ドルに引き上げた（3月に承認した14億5000万ドル分の購入枠を含む）。


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