2022/05/30 08:44
米国株大引け概況(詳報): 大幅続伸、インフレのピーク期待で
先週末27日のNY株式市場は、過度なインフレ懸念が後退するなか、大きく買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比575.77ドル(1.76%)高の3万3212.96ドルと6日続伸したほか、機関投資家がベンチマークとするS&P500指数が100.40ポイント(2.47%)高の4158.24ポイント、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が390.48ポイント(3.33%)高の1万2131.13ポイントとそろって3日続伸で取引を終えた。年初から下落していたハイテク株・グロース株を中心に全面高となっている。
消費の底堅さやインフレピーク期待により、リスク選好が強まる状態。この日発表された4月の個人消費支出(PCE)は前月比0.9%増と市場予想(約0.8%増)を上回ったほか、PCEコアデフレーターが前月比(↑0.3%)、前年同月比(↑4.9%)ともに市場予想に一致し、前年同月比ベースで3月(↑5.2%)から鈍化した。10年債利回りが2.74%(↓0.01ポイント)と落ち着き、投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)が25.72(↓1.78)と低下傾向が続いている。
セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術が3%超、コミュニケーションが2.5%超の急伸となった。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.33%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.66%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が4.08%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.38%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.16%高と買われている。グロース株投資で有名なARKイノベーションETF(@ARKK/U)も6.52%高と値を上げた。
決算発表銘柄も総じて上昇。直近の業績が上振れたCADソフト大手オートデスク(@ADSK/U)が10.31%高、美容小売チェーンのアルタ・ビューティー(@ULTA/U)が12.47%高、利益下振れで前日引け後に急落していたアパレル大手ギャップ(@GPS/U)が4.32%高で引けた(ギャップは一時14.47%安からプラス転換)。
なお、週明け30日はメモリアルデーで休場となる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
消費の底堅さやインフレピーク期待により、リスク選好が強まる状態。この日発表された4月の個人消費支出(PCE)は前月比0.9%増と市場予想(約0.8%増)を上回ったほか、PCEコアデフレーターが前月比(↑0.3%)、前年同月比(↑4.9%)ともに市場予想に一致し、前年同月比ベースで3月(↑5.2%)から鈍化した。10年債利回りが2.74%(↓0.01ポイント)と落ち着き、投資家心理を反映するVIX指数(恐怖指数)が25.72(↓1.78)と低下傾向が続いている。
セクター別では、S&P500全11業種がすべて上昇。なかでも大型ハイテク株を含む一般消費財、情報技術が3%超、コミュニケーションが2.5%超の急伸となった。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.33%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.66%高、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が4.08%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が5.38%高、ネット検索大手のアルファベット(@GOOGL/U)が4.16%高と買われている。グロース株投資で有名なARKイノベーションETF(@ARKK/U)も6.52%高と値を上げた。
決算発表銘柄も総じて上昇。直近の業績が上振れたCADソフト大手オートデスク(@ADSK/U)が10.31%高、美容小売チェーンのアルタ・ビューティー(@ULTA/U)が12.47%高、利益下振れで前日引け後に急落していたアパレル大手ギャップ(@GPS/U)が4.32%高で引けた(ギャップは一時14.47%安からプラス転換)。
なお、週明け30日はメモリアルデーで休場となる。
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