6月の消費者物価指数(CPI)が大きく上振れたものの、ある著名株式評論家は「米金融当局がインフレ抑制に成功しつつある」と主張している。CNBC番組「Mad Money」の司会を務めるジム・クレイマー氏は13日、「インフレがピークに達したと信じている」とコメント。「米連邦準備制度理事会(FRB)がおそらく、もう一度大幅な利上げを行って勝利宣言することを踏まえると、ここで株価が短期的な底をつけると思う」と予想した。
　その理由として、商品市況の急落を指摘。「アルミニウム、銅、鉄鋼、木材は必ずしも消費者向けとみなされるべきではないと思うが、注意してください。これらの商品は全て暴落モードだ」と述べた。また、在庫過剰の小売業者が値引き処理しようとしていること、住宅市場が足元で冷え込んでいることなど、消費者が支出を減らす兆しが現れていることも補足している。


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