2021/08/06 08:42
米国株大引け概況(詳報): 上昇、ナスダックとS&P500は最高値
5日のNY株式市場は、リスク選好が強まるなかで買われる展開。主要指標のダウ平均が前日比271.58ドル(0.78%)高の3万5064.25ドルと反発し、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が114.59ポイント(0.78%)高の1万4895.12ポイントと4日続伸で取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500も0.60%高の4429.10ポイントと買われ、ナスダックとともに過去最高値を切り上げている。小型株を代表するラッセル2000は、1.81%高の2236.01ポイントと反発した。
株式にとって好ましい状況が続く状態。企業決算が総じて堅調な上、この日発表された週間の新規失業保険申請件数が38万5000件と市場予想(約38万3000件)ほど改善していないが、前週から1万4000件減った。新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念がくすぶるものの、「ゆっくりとだが経済再開の動きが続く」との見方が優勢。翌日(6日)の雇用統計発表をにらみつつも、株式が総じて買われたほか、原油先物が1.4%上昇し、長期債を代表する10年債利回りが1.22%(↑0.04ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでもエネルギーや金融、公益の3セクターが1%超の上昇幅を記録した。金融大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ1.26%、1.96%ずつ上昇したほか、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が1.86%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が1.12%高と値を上げている。
コロナ禍が逆風だった銘柄群には買い戻しの動き。オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が5.85%高、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)が8.33%高、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が7.51%高、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が7.18%高と急伸している。
一方、ヘルスケア銘柄の一角は軟調。期待外れの決算結果やガイダンスを発表した米医療保険大手のシグナ(@CI/U)が10.92%安、医薬品卸大手のカーディナルヘルス(@CAH/U)が14.26%安と急落した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
株式にとって好ましい状況が続く状態。企業決算が総じて堅調な上、この日発表された週間の新規失業保険申請件数が38万5000件と市場予想(約38万3000件)ほど改善していないが、前週から1万4000件減った。新型コロナウイルスの感染再拡大の懸念がくすぶるものの、「ゆっくりとだが経済再開の動きが続く」との見方が優勢。翌日(6日)の雇用統計発表をにらみつつも、株式が総じて買われたほか、原油先物が1.4%上昇し、長期債を代表する10年債利回りが1.22%(↑0.04ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち9業種が上昇。なかでもエネルギーや金融、公益の3セクターが1%超の上昇幅を記録した。金融大手のジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)がそれぞれ1.26%、1.96%ずつ上昇したほか、石油大手のコノコフィリップス(@COP/U)が1.86%高、電力大手のデューク エナジー(@DUK/U)が1.12%高と値を上げている。
コロナ禍が逆風だった銘柄群には買い戻しの動き。オンライン旅行サイト大手のブッキング・ホールディングス(@BKNG/U)が5.85%高、カジノ大手のウィンリゾーツ(@WYNN/U)が8.33%高、航空大手のアメリカン・エアラインズ・グループ(@AAL/U)が7.51%高、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が7.18%高と急伸している。
一方、ヘルスケア銘柄の一角は軟調。期待外れの決算結果やガイダンスを発表した米医療保険大手のシグナ(@CI/U)が10.92%安、医薬品卸大手のカーディナルヘルス(@CAH/U)が14.26%安と急落した。
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