SNS大手のメタ・プラットフォームズ(@META/U)は26日、メタバース部門の初期ビジネス「Horizo n」の副社長を務めていたVivek Sharma氏が退社すると発表した。同日付CNBCが伝えたもの。「Horizo n」のチームは現在、メタバース担当副社長のVishal Shah氏の直属になっているという。
　Sharma氏は過去6年間にわたってメタに勤めた人物。ゲームやマーケットプレイスの製品担当副社長を以前務めていたが、その後に「Horizo n」担当となり、VR（仮想現実）型SNSプラットフォームの「Horizo n Worlds」、VR型ワークプレイスコラボレーションアプリ「Horizo n Workrooms」、VR型ライブ視聴用アプリ「Horizo n Venues（現在はHorizo n Worldsに統合）」など様々なVRサービスを監督していた。
　メタが社運を賭けているとされるメタバース事業を巡っては、足元で大きな批判にさらされる場面があった。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が今月中旬、自身のアバターのスクリーンショットをフェイスブックに投稿した際、「あまりにもクオリティーが低い」として嘲笑を浴びている。なお、ザッカーバーグ氏は数日後、その画像が「かなり基本的」なものであったことを認め、「ホライゾンとアバターのグラフィックスの大幅なアップデートが近日中に行われる」と投稿した。
　メタ株は29日、前営業日比1.61％安の159.17ドルと続落して取引を終えた。


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