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2021/08/26 08:42

米国株大引け概況(詳報):続伸、ナスダックとS&Pが最高値を更新 無料記事

 25日のNY株式市場は、米経済の正常化に対する期待で買われる展開。主要指標のダウ平均は4日続伸し、前日比39.24ドル(0.11%)高の3万5405.50ドルで引けた。ナスダック総合指数も買われ、22.06ポイント(0.15%)高の1万5041.86ポイントと5日続伸するなかで過去最高値を更新している(S&P500指数も0.22%高の4496.19ポイントで過去最高値)。
 米下院で前日、大型の予算案が可決されたことで小幅ながら買われた。教育・子育て支援などに10年間で3兆5000億ドルを充てる計画で、今秋の成立に向けて前進している(上院でもすでに可決)。この予算案の進展と合わせ、インフラ投資法案が9月27日までに議会で採決されることも決まった。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも金融セクターの上げが目立つ。米10年物国債の金利が1.349%まで上昇するなか、大手銀行株を中心に買われた。ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が2.06%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が1.92%高、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が1.61%高、シティグループ(@C/U)が1.58%高と値を上げている。
 エネルギーセクターも高い。原油先物価格が3日続伸したことを受け(1バレル68.36ドルに上昇)、石油大手のシェブロン(@CVX/U)が0.69%高と4日続伸。また、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が1.10%高、油田探査のシュルンベルジェ(@SLB/U)が0.41%高、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が0.41%高と値を上げた。
 一方、百貨店大手のノードストローム(@JWN/U)は17.64%安と急落。前日発表された5〜7月期決算で前年同期比約2倍の増収を記録する半面、新型コロナ以前の2019年同期比では6%の減収に陥ったことなどが逆風だ。


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