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2021/09/08 08:22

米国株大引け概況(詳報):ダウ続落、ナスダックは最高値 無料記事

 3連休明け7日のNY株式市場は、売り買いが交錯する展開。主要指標のダウ平均は続落し、前営業日比269.09ドル(0.76%)安の3万5100.00ドルで引けたが、ナスダック総合指数は小幅ながら4日続伸し、10.81ポイント(0.07%)高の1万5374.33ポイントと過去最高値を更新して引けた。
 ダウ平均構成銘柄では、デルタ株の感染拡大懸念で資本財や素材など景気敏感株が安い。工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が4.53%安と急落したのをはじめ、統合テクノロジーのハネウェル・インターナショナル(@HON/U)が2.38%安、航空機のボーイング(@BA/U)が1.80%安、建機のキャタピラー(@CAT/U)が1.02%安と売られている。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が下落。資本財や素材以外では、公益事業の下げが目立つ。再生可能エネルギー発電のネクステラ・エナジー(@NEE/U)が0.77%下落したほか、総合エネルギーのドミニオン・エナジー(@D/U)が2.37%安、電力大手のデューク・エナジー(@DUK/U)が2.35%安、電力・ガス事業持ち株会社のセンプラ・エナジー(@SRE/U)が0.90%安と値を下げた。
 一方、コミュニケーションサービスセクターは買われた。フェイスブック(@FB/U)が1.57%上昇したほか、ネットフリックス(@NFLX/U)が2.74%高、ウォルト・ディズニー(@DIS/U)が1.84%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が0.38%高と値を上げている。
 他の個別動向では、マッチングサイト運営大手のマッチ(@MTCH/U)が7.54%高と急伸。今月20日付で、S&P500構成銘柄への組み入れが決まったことが追い風だ。


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