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2022/01/04 08:35

米国株大引け概況(詳報): 反発、ダウとS&P500は最高値 無料記事

 2022年の取引初日となった3日のNY株式市場は、幅広く買われる展開。主要指標のダウ平均が前営業日比246.76ドル(0.68%)高の3万6585.06ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が187.83ポイント(1.20%)高の1万5832.80ポイントとそろって反発して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も30.38ポイント(0.64%)高の4796.56ポイントと買われ、ダウ平均とともに過去最高値を更新している。
 大型ハイテク株の上げが目立つ。記録的な第4四半期・納車台数を発表した電気自動車大手テスラ(@TSLA/U)が13.53%高と急騰したほか、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.50%高、Eコマース大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が2.21%高、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が2.41%高と値上がりした。アップルは米国企業で初めて時価総額3兆ドルを一時的に突破している。
 エネルギー株も高い。原油先物の反発を背景に、エクソンモービル(@XOM/U)が3.84%高、コノコフィリップス(@COP/U)が2.20%高と上昇した。
 また、この日は10年債利回りが1.63%(↑0.12ポイント)と急上昇。利ザヤの拡大期待で銀行株が買われ、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が3.80%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が5.73%高、シティグループ(@C/U)が4.49%高と値を上げた。ウェルズ・ファーゴに関しては、ブローカーによる格上げも追い風となった。
 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」による新規感染者数の拡大傾向が続くものの、「経済への悪影響は限定的」との見方が優勢。経済活動の再開がプラスになる銘柄が買われ、航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が3.10%高、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が6.41%高、カジノ大手のラスベガス・サンズ(@LVS/U)が3.21%高で引けた。半面、ワクチン関連銘柄は売られ、ファイザー(@PFE/U)が4.06%安、モデルナ(@MRNA/U)が7.45%安と急落している。


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