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2021/10/22 08:46

米国株大引け概況(詳報):大型ハイテク株の主導で上昇、S&Pは最高値を更新 無料記事

 21日のNY株式市場は、大型ハイテク株の主導で買われる展開。主要指標のダウ平均は前日比6.26ドル(0.02%)安の3万5603.08ドルと小幅ながら3営業日ぶりに反落したが、ナスダック総合指数は94.02ポイント(0.62%)高の1万5215.70ポイントと反発して取引を終えた(S&P500指数は0.30%高の4549.78ポイントと、7日続伸して過去最高値を記録)。
 この日は好決算を発表した企業や大型IT株が買われた。2021年7〜9月期業績が上振れた電気自動車メーカーのテスラ(@TSLA/U)が3.26%上昇したのをはじめ、ネット動画配信のネットフリックス(@NFLX/U)が4.48%高、画像処理半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が2.67%高、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が1.09%高と値を上げている。
 堅調な米経済指標も支援材料。週間の新規失業保険申請件数は29万件と市場予想(約29万7000件)を下回り、新型コロナ禍以降の最低を更新した。また、9月の中古住宅販売件数は年率換算で629万戸と前月比で7%増加し、市場予想(約610万戸)を上回っている。
 一方、ダウ平均はアイビーエム(@IBM/U)の急落が重荷。21年7〜9月期の売上高と調整後EPSがともに市場予想を下回る結果となるなか、失望売りを誘って9.56%下落した。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち7業種が上昇。なかでも、一般消費財セクターが高い。ホームセンター大手のホーム・デポ(@HD/U)が1.78%上昇したほか、自動車のフォード・モーター(@F/U)が3.18%高、スポーツ用品のナイキ(@NKE/U)が2.35%高、時価総額の大きいアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U) が0.58%高と買われている。



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