2022/02/24 08:46
米国株大引け概況(詳報): 大幅続落、ウクライナ情勢の懸念強まる
23日のNY株式市場は、投資家心理の悪化で売りが継続する展開。主要指標のダウ平均が前日比464.85ドル(1.38%)安の3万3131.76ドル、ハイテク銘柄を中心に構成されるナスダック総合指数が344.03ポイント(2.57%)安の1万3037.49ポイントとそろって大幅に5日続落して取引を終えた。多くの機関投資家がベンチマークとするS&P500指数も売られ、79.26ポイント(1.84%)安の4225.50ポイントと4日続落している。
反発期待で朝方はプラス圏で寄り付いたものの、積極的な買いが手控えられるなかすぐにマイナス圏へ転じた。ロシア・ウクライナ情勢を巡る懸念が一段と強まる状態。ウクライナが非常事態宣言を出したほか、米国がロシアとの外相会談を中止し、対露制裁対象をガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」建設業者と幹部に広げている。
金融引き締め懸念もくすぶる状態。安全資産とされる米国債への資金逃避は起こらず、2年債利回りが1.60%(↑0.05ポイント)、10年債利回りが1.99%(↑0.05ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み下落(エネルギーは逆行高)。幅広く売られたが、なかでも大型IT株が含まれる一般消費財、情報技術の下げが大きい。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.00%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.58%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.59%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.59%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.29%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.09%安と値を下げた。
経済活動再開銘柄も安い。航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が4.06%安、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が6.04%安、民泊プラットフォーム最大手のエアビーアンドビー(@ABNB/U)が9.20%安と売られた。一部の小売銘柄も軟調で百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が5.24%安、ファッションディスカウンターのTJX カンパニー(@TJX/U)が4.21%安で引けている。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
反発期待で朝方はプラス圏で寄り付いたものの、積極的な買いが手控えられるなかすぐにマイナス圏へ転じた。ロシア・ウクライナ情勢を巡る懸念が一段と強まる状態。ウクライナが非常事態宣言を出したほか、米国がロシアとの外相会談を中止し、対露制裁対象をガス輸送パイプライン「ノルドストリーム2」建設業者と幹部に広げている。
金融引き締め懸念もくすぶる状態。安全資産とされる米国債への資金逃避は起こらず、2年債利回りが1.60%(↑0.05ポイント)、10年債利回りが1.99%(↑0.05ポイント)に上昇した。
セクター別では、S&P500全11業種のうち10業種が軒並み下落(エネルギーは逆行高)。幅広く売られたが、なかでも大型IT株が含まれる一般消費財、情報技術の下げが大きい。電気自動車大手のテスラ(@TSLA/U)が7.00%安、EC大手のアマゾン・ドット・コム(@AMZN/U)が3.58%安、IT大手のマイクロソフト(@MSFT/U)が2.59%安、IT機器大手のアップル(@AAPL/U)が2.59%安、GPU大手のエヌビディア(@NVDA/U)が4.29%安、半導体大手のアドバンスト・マイクロ・デバイス(@AMD/U)が5.09%安と値を下げた。
経済活動再開銘柄も安い。航空大手のデルタ・エア・ラインズ(@DAL/U)が4.06%安、クルーズ大手のカーニバル・コーポレーション(@CCL/U)が6.04%安、民泊プラットフォーム最大手のエアビーアンドビー(@ABNB/U)が9.20%安と売られた。一部の小売銘柄も軟調で百貨店大手のメイシーズ(@M/U)が5.24%安、ファッションディスカウンターのTJX カンパニー(@TJX/U)が4.21%安で引けている。
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