2022/05/16 11:09
米国株週間相場見通し:もみ合いか
今週ののNY株式市場は、依然として米国のスタグフレーション(不況下のインフレ)不安が根強い一方で、値ごろ感による買いが期待されることから、全体として揉み合う展開が予想される。
米国のインフレ懸念は依然として根強い。4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は8.3%に達し、市場予想(8.1%)を0.2ポイント上回った。食品とエネルギーを除くコア指数も6.2%に上昇するなど(市場予想の6.0%を0.2ポイント上回る)、「長期的なインフレの高止まりが意識され、FRBの金融引き締めを後押しする内容」と受け止められている。
こうしたなか、インフレ高進が景気不安に繋がり始めた。このままコモディティ価格の上昇が続けば、景気をけん引するはずの消費が冷え込んでしまうとの見方が強まる状態だ。
ただ、5月に入ってからの相場は明らかに下げ過ぎとの声も聞こえる。パウエルFRB議長が利上げ幅について「(0.75%ではなく)0.5%を堅持する」と発言したことが好感される形で、先週末のNY市場では買い戻しの動きが表面化した。ダウもナスダックも14日RSIが(下げ過ぎを示す)25%まで低下していたため、買いが入りやすい地合いになったともいえる。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
米国のインフレ懸念は依然として根強い。4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は8.3%に達し、市場予想(8.1%)を0.2ポイント上回った。食品とエネルギーを除くコア指数も6.2%に上昇するなど(市場予想の6.0%を0.2ポイント上回る)、「長期的なインフレの高止まりが意識され、FRBの金融引き締めを後押しする内容」と受け止められている。
こうしたなか、インフレ高進が景気不安に繋がり始めた。このままコモディティ価格の上昇が続けば、景気をけん引するはずの消費が冷え込んでしまうとの見方が強まる状態だ。
ただ、5月に入ってからの相場は明らかに下げ過ぎとの声も聞こえる。パウエルFRB議長が利上げ幅について「(0.75%ではなく)0.5%を堅持する」と発言したことが好感される形で、先週末のNY市場では買い戻しの動きが表面化した。ダウもナスダックも14日RSIが(下げ過ぎを示す)25%まで低下していたため、買いが入りやすい地合いになったともいえる。
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