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2021/10/06 08:35

米国株大引け概況(詳報):反発、大型ハイテク株が上昇 無料記事

 5日のNY株式市場は、幅広く買い戻される展開。主要指標のダウ平均とナスダック総合指数はそろって反発し、それぞれ前日比311.75ドル(0.92%)高の3万4314.67ドル、178.35ポイント(1.25%)高の1万4433.83ポイントで取引を終えた。
 前日に大きく売られていた反動で大型ハイテク株が総じて高い。時価総額最大のアップル(@APPL/U)が1.42%上昇したほか、マイクロソフト(@MSFT/U)が2.00%高、グーグルを傘下に置くアルファベット(@GOOGL/U)が1.77%高、フェイスブック(@FB/U)が2.06%高と持ち直している。
 米経済指標の上振れも支援材料。米ISMの9月サービス業購買担当者景況指数(PMI)は61.9と、前月の61.7から小幅に上昇し、低下を見込んでいた市場予想(約59.9)を上回った。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち9業種が上昇。なかでも、金融の上げが目立つ。米10年債の利回りが一時1.53%に上昇したことを受け、バンク・オブ・アメリカ(@BAC/U)が2.03%高、ウェルズ・ファーゴ(@WFC/U)が2.00%高、シティグループ(@C/U)が1.74%高、ジェイピー・モルガン・チェース(@JPM/U)が1.02%高と買われている。
 金融やハイテク関連以外では、資本財も高い。鉄道輸送大手のCSX(@CSX/U)が3.02%高と急伸したのをはじめ、航空・防衛大手のレイセオン・テクノロジーズ(@RTX/U)が1.18%高、工業用素材・事務用品のスリーエム(@MMM/U)が1.04%高と値を上げた。
 他の個別動向では、ネット動画配信大手のネットフリックス(@NFLX/U)が5.21%高と急伸。金融サービスのカウエンが最新の調査結果で、今年7〜9月期の有料会員純増数がネットフリックスの自社予想を上回ったとする見通しを示したことなどが好感されている。


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