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2021/10/21 08:35

米国株大引け概況(詳報):ダウ続伸、ナスダックは小反落 無料記事

 20日のNY株式市場は、好決算を発表した銘柄を中心に買われる展開。主要指標のダウ平均は続伸し、前日比152.03ドル(0.43%)高の3万5609.34ドルで引けた(一時、史上最高値となる3万5669.69ドルを記録)。一方、ハイテク銘柄の比率が高いナスダック総合指数は小幅ながら6営業日ぶりに反落し、7.41ポイント(0.05%)安の1万5121.68ポイントで引けている。
 ダウ平均構成銘柄では、通信キャリア大手ベライゾン・コミュニケーション(@VZ/U)が2.41%高と買われた。2021年7〜9月期決算で携帯電話契約件数の伸びが市場予想を上回ったほか、21年通期の調整後EPSの見通しを上方修正したことが好感されている。
 ヘルスケア関連銘柄も総じて高い。医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループ(@UNH/U)が2.52%高、製薬大手メルク(@MRK/U)が1.99%高、バイオ医薬大手アムジェン(@AMGN/U)が1.39%高と値を上げた。この日発表されたアンセム(@ANTM/U)やアボットラボラトリーズ(@ABT/U)の決算が上振れたことなどが追い風だ。
 セクター別では、S&P500指数を構成する全11業種のうち8業種が上昇。ヘルスケアセクターを除いては、エネルギーセクターも買われた。石油大手のシェブロン(@CVX/U)とエクソン・モービル(@XOM/U)が1.31%、0.55%ずつ値を上げたほか、石油・天然ガス開発のEOGリソーシズ(@EOG/U)が3.26%高、石油メジャーのコノコフィリップス(@COP/U)が0.93%高と買われている。
 一方、米10年債利回りが一時1.67%まで上昇したことで情報技術セクターは弱含み。時価総額の大きいマイクロソフト(@MSFT/U)が0.27%下落したほか、クレジットカードのビザ(@V/U)が0.90%安、画像処理半導体のエヌビディア(@NVDA/U)が0.84%安、ソフトウェアのアドビ(@ADBE/U)が0.58%安と売られた。


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